リテラシーラボラトリ

リテラシーを考える

ブログで独立騒動で言いたい、ブログで食ってく難しさと4つの「水物」

ここ1〜2年で、「ブログで独立するぞ、ウオオオオ」「大学やめるぞ、会社やめるぞ、ウオオオオ」という人が増えている。そして、このブログ独立論について、議論が交わされる。この流れを何回見てきたことか。

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僕の立場は若干複雑だ。というのもWeb2.0が騒がれたころは「ブログで独立できるのか、まじかあああ」という張本人だったからだ。実際それで食べていけてる(風な)人が多かったし、それについては前向きに捉えていた。(最近見ないけど、元気かな…)

けれど、今は違う。どちらかと言えば、「おいおい、とりあえず落ち着け」派になっている。なぜなら「水物」ゆえ、難しさを痛感してるからだ。

以下の4つの水物がその理由だ。

広告が水物

ブログで食べていくの、収益源は広告だ。収益性の高いGoogleAdsenseなんて最高ですよね。相手やページによって最適な案件を流してくれますから、高単価になりやすい。PVがそれなりにあったら、それなりに稼げるわけです。うんうん、最高。

アフィリエイト広告もありますよね。会社クソ的な話をして、転職しようぜといって、人材業者のアフィを貼る。うんうん、美味い美味い。

まあ、短期的に言ったら美味しい話なんです。それとお小遣いレベルだったら、別にいいんです。

ところが、それで「ずっと」食べていくとなったら、話は違う。

自分は仕事でやっていたからこそ分かりますが、Web広告は本当に難しいんです。日進月歩で進化するアドテクノロジーのトレンドに追いついていかないといけない。広告枠の最適化もし続ける必要がある。

そしてBANのリスク。止められた瞬間、死です。そしてBANというのは得てして、突然であり、一見理不尽なことが多い。そこから復活するのは一朝一夕ではいかない。その間、別の広告に差し替えるなどなど。

相当広告に詳しくないと、厳しい。安定は絶対にしない。

だからセミナーとか、別の収益源を得ようとするんですね。ところがブログのセミナーなんてのは、よっぽど尖ったものじゃない限りは先行勝ちで、後発は厳しい。価格競争の末、死にゆく未来が見えてしまいます。

SEOが水物

次にSEO。これもほんとに日進月歩。RankBrainとかGoogleのアルゴリズムについていけますか?

良質なコンテンツをあげ続ければいいんでしょ?という理解は間違いじゃないけれど、それじゃ「良質」って何なのよと。

そしてこの「良質」を維持できなくさせるのが、上の「広告」なんですよね。収益を上げるために、広告寄りの内容になってしまう。無意識でもそうならざるを得ない。特に「長く」稼ぐというマインドになったら、ね。

そしてこちらも、検索結果からの排除というBANが存在する。ページだけならまだしも、ドメイン毎やられてしまったら…。おー、怖い怖い。

それでもGoogle神に従えますか?

読者が水物

PVの流入元として、大きいのがSEOだとしても、結局は新規よりもリピーターを大事にしないといけないのが、「プロ」ブロガー。

読者様様にならないといけない。そうして、最新記事を毎回読んでくれる、従順な読者を育てていく。

しかし、この読者がまた難しい。初期に定着した読者をファンでいつづけてもらうには、「変わらない」コンテンツが大事。

一つのテーマ、一つのキャラクターに沿って、変わらぬ安定的な記事を出し続ける。そうすればファンはつくし、増え続けるだろう。

けれど、その間にあるのが「広告」「SEO」の誘惑。どうしても収益をあげるための記事になったり、SEOを意識「しすぎた」記事になってしまう。

何も考えず、好き勝手ブログ書いてた時だったらよかったんだけどねえ。

熱意が水物

そして最後、これが究極。熱意が続かない。

「ブログで独立いける!ウオオオオ」という熱意は、ほんと続かない。

理由は簡単で、難しいから。上記3つの水物と格闘し続ける難しさは半端じゃない。

しかもそれは現状維持ですら難しい。

まして、その先を思い描く余裕が果たしてあると思って?

ないない。できない。

諸行無常。その熱意は続かない。

まとめ

以上、ブログで独立は甘くないぞ。という話でした。

こういうことを口酸っぱく言って、「うるせえ、それでもやる!」という人を止める方法はありません。

思い切ってぶつかって、思い切ってその難しさに直面すればいいと思います。

ただどうせ直面するなら、働きながら直面するのがよいのでは?というのが私からの意見でございます。

ブログは収益源にするものではなく、PR場として使って、収益源は別に設けるべきかと。

とまあ、止める立場にはなりましたが、それでも変わらぬスタンスはあります。

それは「ブログいいよね!」ということです。結局は活用次第かと思います。

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