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リテラシーラボラトリ

リテラシーを考える

マーケティングにおいて一番大事なのはデータではなく人という話

ユーザーローカルさん主催のイベントに出た。名の通りデータを使ったマーケティングの話が盛り沢山で、全体通じてとても興味深い内容だった。

ABテストツールの活用など具体的な事例の話も面白いが、マーケティングの中でデータをどう考えるか、その姿勢について特に知らされることが多かった。

最先端のスポーツのデータ分析だからこそ

その一つとしても普段はまず接しないスポーツのデータ分析の話は刺激的だった。データスタジアム社はラグビー日本代表にも協力しており、あの劇的な南アフリカの勝利もデータ活用がその裏側にあった。NHKで特集されてるくらいだから、そりゃすごいわけだ。

その話の中で特に印象的だったのが、大事なのはデータではなく人の力ということだ。

スポーツ分析で取れる情報量というのは圧倒的に増えている。選手の生年月日といった基本情報はもちろん、バイタルデータも事細かにとれるようになった。最近だと選手一人ひとりのトラッキングデータも取得可能になり、走行量や時速なども計測できている。

そしてそのデータを見せる場所も専用端末だけではなく、お茶の間のテレビにリアルタイムで変化球の軌跡を見せたりできる。そして今ではスマホでいつでもどこでも確認できるようになった。

そしてそのデータはプレイ中だけではなく、それ以外の動きも計測できる。それこそソーシャルメディアの活用度合いなどだ。そして選手だけではなく、スタジアムの収容人数や興行収入など、団体としての売上算出ももちろん含まれている。

ビッグデータと言われてからも、さらに様々なデータがとれるようになった今日は言うなれば「モア・ビッグデータ時代」だとデータスタジアム株式会社の水野氏は語った。

機械にはない2つのこと

そして、より様々な種類の、より多くのデータがとれるようになった今日だからこそ、人が大事と話した。そして機械にはできないことを2つあげた。

一つは頭脳

「勝つ」ために作戦を立案する頭。そして立てた仮説がなぜ正しいといえるのかを見極める力。そしてどう行動するかの判断力。これらは人間にしかできない。

二つが気持ち

勝つためのデータを算出することはできても、「勝つ」という想いがなければ絶対に勝てない。データだけでは未来はない。ただでさえコストと見られがちなデータを投資へ変えるのは想いだ

冒頭の挨拶でユーザーローカルの渡邊代表は語っていた。

21世紀における石油はデータである。ただし使える人がいなければただの油。人が重要だ。

本当にそうだ。

講演を聞いて

特別珍しい話というわけではない。けれど、目からウロコだった。それだけ「ビッグデータ」という言葉に踊らされていた。無意識的にデータ万能主義に陥っているのかもしれない。だから本質を確認したいい機会だった。

ビッグデータしかり、DMPしかり、マーケティングオートメーションしかり、広告やマーケティングの世界はバズワードばかりが目立つ。そういった言葉に引かれて手を出しがちだけれども、本末転倒の危険性を忘れてはいけない。もちろん流行をキャッチアップするのは大事なのだけれど、流行に踊らされてたら仕方ない。

技術は進化してもどれだけデータがとれるようになっても、結局扱うのは人だ。外に向きすぎた目を、たまには内に向けないといけない。

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