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リテラシーラボラトリ

リテラシーを考える

「0⇒1」と「1⇒10」と「10⇒100」が得意な人たち

ビジネスしかりエンジニアリングしかり、何でもそうだと思うが、人には得意領域がある。それをその人が持つ技術や知識の種類で考えることもあるが、フェーズでも語ることはできる。この得意フェーズを最近とてもよく意識する。ここを見誤ると個人としても会社としても損失しかない。

以下のようにざっくり整理している。よく語られる話かもしれないが、今一度確認しておきたい。万能はいないのだから、自分がどれかは意識しておきたい。

  • 0⇒1 が得意な人
  • 1⇒10 が得意な人
  • 10⇒100 が得意な人

バーナム効果満載な区分けだが、反論はむしろ歓迎。むしろ皆さんがどう考えてるのか気になる。

「0⇒1」が得意な人たち

どういう人か

何もないところから何かを生み出すことが得意な人たち。ある課題やニーズを発見したら、ものすごい勢いでそれを作ってしまうことができる。それは技術力があれば自分で作ることもあるし、あるいは他の人を巻き込んで作る場合もある。その方法は問わず、作れてしまう人だ。

どこにいるか

起業家に多いタイプだと思う。まったく誰も発想しなかったものを作り、新たなビジネス領域を作ったりする。そういうこともあり「天才」と言われやすい。
一人もしくは超少人数の組織で目立っている人。そういうところで生きやすい。逆に大企業でくすぶっている人はこのケースがあるかも。

ダメなところ

しかし、1以降つまり作った後の管理や経営で失敗することが多い。下記で説明する相性のいい”「1⇒10」が得意な人たち”に会えるかが鍵となってくる。そういう人に管理系は任せて、新しい事業で「0⇒1」を繰り返すのがよさそう。

「1⇒10」が得意な人たち

どういう人か

生み出された事業やプロダクトのタネを成長させることが得意な人たち。ビジネスになるかならないかの嗅覚に優れている。イケてると分かれば、それをどう改善したら形にできるかを考えることが得意。

どこにいるか

投資家に多くいそう。ベンチャー企業の創業から上場までのフェーズにはぜひともいてほしい存在。
小規模ベンチャー企業には割といそう。大企業でも業務改善の提案をする人はここだろう。

ダメなところ

基本一人だと何もできない。“「0⇒1」が得意な人たち”と組めるととても強いが、仮に一人だとしても既存の競合サービスを見てその問題を見抜き、改善できたら、組む必要はないかもしれない。ただ10以降のフェーズにおいては少々改善インパクトが弱い。

「10⇒100」が得意な人たち

どういう人か

ある程度出来た事業の卵を一気に孵化させることができる人たち。企業として収益インパクトを叩き出すことができる人たち。既にできあがっているものを一気にスケール出来る人だ。

どこにいるか

MBAとっている大企業の社長とかはこのタイプ。
大企業で活躍してる人はまさにこれ。こういう人が小規模ベンチャーに入ると何やっていいかわからなくなるっぽい。

ダメなところ

上場目指すならこういう人が絶対にいないと回らない。しかし企業興したばかりのフェーズにこういうタイプはまだ要らない。確実な成長が見込めたタイミングで必要になる存在。

まとめ:0⇒100を全部一人でやるのは無理なので、自身の適材適所を見極めること

という非常に主観にあふれたざっくりした分類だが、これでスッキリさせている。

その上で思うことは0⇒100を全部一人でやるのは絶対に無理だということ。それはどんな天才でもできない。

これまで成功していた企業はこれら人材の組み合わせに成功している。自身の特性を理解し、そして抱える人材がどの得意フェーズをもつのかを見極めることが上手かったのだろう。フェーズに合わせて採用できていたのだと思う。

当然これらの得意フェーズは固定ではないと思う。変質していくこともあるだろう。大企業にいれば0⇒1経験を体験しにくいし、小規模ベンチャーにいれば10⇒100にする体験はなかなかないかもしれない。転職など環境の変化で、変質もしくは自覚することがある。

仕事以外でも休日にやっていることを振り返ると得意フェーズは見えることがある。一人で黙々とイラストを書くことが好きだとか、20人規模の飲み会を主催するのが好きだとか。大規模ボランディアのサポート提案することに興味を感じるとか何でもいいと思う。

自身の得意フェーズが分かると大分生きやすくなりそう。そして誤ると会社も辛いし、自分も辛い。見極められる自分になりたい。

自分は0⇒1にあこがれていた人間だけど、やっぱり1⇒10だなと思う、今日このごろなのでした。

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